2012-05-31

おまじない ... OMAJINAI

私たち夫婦の会話は、主にフランス語。
でも、傍からみたら、日本語混じりで面白い会話なんだろなぁっと、しばしばフッと思います。

夫が私のお尻の手術跡を手当てしてくれる際、大きなテープを貼られた傷口に、大きな手を当てて、「早く治るといいね。」っと、念じるかの如く呟いてくれます。

そこで、“おまじない”を教えました!

「日本には色んなおまじないがあるんだけど、どこか痛めた時のおまじないを教えてあげる!子供なんかはすぐに痛さを忘れるんだよ!」っと。

「ちちんぷいぷい、痛いの痛いの飛んで行け〜!」
「はい、繰り返して言ってみて!」

夫。
「チチンプイプイ、イタイノイタイノトンデイケ〜!」
「オッケー。覚えたよ!」


数日後、私のお尻の手術跡におまじないをしてくれました!

「オチンチンプイプイ、イタイノイタイノトンデイケ〜!!!」

得意げな顔のお猿夫さん。


“ン”が多いし、丁寧に“オ”まで付いてるし!

得意げな顔のお猿夫さんを前に私は大爆笑してしまいました。

こんなことブログに綴ったことが分かったら、「ハジュカシ〜!」っと赤いお顔のお猿さんになってしまうこと間違いなしだけど…
いいよね!

2012-05-30

久しぶりの外食 ... au restaurant

またまた食べ物の話…。

先週末の日曜日のお昼、久しぶりに外食しました!

たまに病院帰りに、帰り道にあるテイクアウト形式のアジア料理屋さんでチャーハンや豚まんやフォーを食べたりするのですが、本格的なレストランへの外食は久しぶり!
2ヶ月ぶりくらいかも…。

近所の海辺のレストランLa pinèdeへ、夫と夫の両親と出かけました。

このレストランは去年の夏も何度か行ったレストラン。
去年の夏は私もシャンパンやワインを嗜んでいたなぁ…。
今はお酒を飲みたい!っと全く思わないから不思議。


もう臨月に入っているし、むしろ動いた方がいいよ!っと言う、いつもパワフル元気な叔母の日本からの助言もあり、久しぶりにウィンドウショッピングなんかもしながらレストランに行きました。

気分転換になりました!

前菜にはお刺身!
フランスでは、妊娠中は生魚は食べないように言われているので(スモークサーモンやフォワグラなんかも)、私は見つめているだけ。
でもボイルされた海老は私もワサビ醤油でいただきました!


メインには私はsalade niçoise(ニース風サラダ)を。
食べ切れないほどのボリューム。
具沢山で美味しかった!


サラダを食べ切れなかったのに、デザートにシャーベットを注文。
さくらんぼとココナッツ味。
美味しかった〜!


次回このレストランに行けるのはいつかなぁ。


***** ***** ***** ***** *****
La pinède Juan les pins

Square Gould
06160 Juan les pins
tel: 04-93-61-07-03

2012-05-26

お好み焼き ... Okonomiyaki

先日、お猿夫さんがお好み焼きを作ってくれました。

卵を使いたくなかったし、長芋もなかったから(フランスに長芋は存在するのかな…)最近お猿さんがスーパーで発見してからというもの、常に冷蔵庫にあるオクラ!を使ってみよう!
っということで、大量のキャベツのみじん切りにオクラをタップリ入れて、全粒粉を使って生地を作り、お好み焼きを焼き上げてくれました。

美味しかった〜。

朝のフルーツジュースでお腹いっぱいだけど…
また食べたいな、お好み焼き。

フルーツジュース ... les fruits

今週末もたくさんの果物が我が家に登場!




朝からさっそくフルーツジュースです。


お天気がいいから、日焼けに注意しながら、バルコニーでいただきまぁす!


あら?
ロサンゼルスにいるはずのお猿さんが家にいる〜。

2012-05-25

チビちゃん用の新しい家具達 ... les nouveaux meubles

臨月に入り、我が家には新たな家具や品物が着々と増えています。

先週、チビ猿ちゃん用のベッドを夫が組み立て、棚も途中まで組み立てて、先週末に来ていた、日曜大工得意な義父(ジャック)が棚の最終仕上げをしてくれました。




ベッドは夫とあれこれカタログを見比べて決めたのは、Moulin Roty(http://www.moulinroty.fr/)というメーカーのもの。
ある程度大きくなったら、ベッドの一面を取り外すことができ、ベビーベッドが幼児用ベッドになります。

Moulin Rotyは、元々玩具のメーカーだったようで、かわいいお人形がたくさん!


他にも、トランザット(座椅子?)やニダンジュ(新生児用布団…イモムシみたいになりそうだけど)、バスローブなどは、Calin CalineのSACHAシリーズ(http://www.calincaline.fr/)で揃えました。
なんだか日本のファミリアみたいだなぁっと、勝手に懐かしい気持ちになります。




こんな大きなヨダレかけ…まだまだ出番は先であろうに…
お猿夫さんが、可愛すぎて思わずお店に取り寄せてもらったらしい。


お猿夫さんにピッタリなサイズ!

2012-05-23

プチ手術と入院 ... une petite opération

今から遡ること3週間ちょっと。
4月30日に、プチ手術をし、2日間入院しました。
まさか、出産前にこんな経験をするなんて…考えてもいませんでした。

手術した箇所は…
右のお尻のど真ん中…!笑
ちょうど一番出っ張っている箇所です。
あぁ〜 レディーとしてマダム(?笑)として極めてお恥ずかしい場所。

でも、こうしてブログに綴ってしまいます!笑

どうして手術する事になったのかと言うと…
安静にしていなければならない日々が続き、ゴロゴロしすぎてお尻が擦れて炎症が起き、デキモノができたから…(?)
…本当の原因は分からないのですが、このお尻のど真ん中にできたデキモノさんは、日に日に悪化してしまい、手術に至ったという訳です。

4月の半ばに痛みが引き一旦回復傾向にあったのですが、ちょうどその頃、赤ちゃんの関係でお尻に2日間注射をしなければならないことがあり…(自宅に2日間看護師さんが来て、お尻にプシュっと注射をされました)この注射の薬が効いたから、デキモノの痛みが引いたように感じたようです。

でも、やはりデキモノは悪化してしまい…
イメージはマカロンの半分!笑
4月30日にマカロンデキモノ切除の手術決行。

4月に入り安静にしていなければならない状態だったため、普通なら月1回の妊婦検診のところ、助産師さんに看てもらう検診も含めて、毎週検診がありました。

私がお世話になっている産婦人科医のお医者さんは、家から車で15分くらいの所にあるアンティーブ総合病院の産婦人科の責任者の先生。
男性です。
最初正直男性の先生には抵抗があったのですが、たまたまこの先生に看て頂いて、良くして頂き、説明も分かりやすいし、何よりも感じの良い温かみのある先生で、それからずっとこの先生に看て頂いています。

人気のある先生で、予約を取るのは難しいし、患者さん一人一人に時間をかけて看てくれるからか、予約時間に病院に行っても必ず1時間は待ちます。
以前、18:45予約だったのですが、待つこと3時間。私の順番が回って来たのは21:45!ということがありました。私の後に年配の女性が1名まだ待っていました…。
こんなに働き者の先生がいるんだなぁっと、感動してしまったものです。笑

この先生が秘書の厳しそうな女性に無理を言って、4月30日、朝一番で私の予約を入れてくれました。
日に日に悪化するマカロンのようなデキモノを心配して、先生自ら予約を入れてくれました。

4月30日、朝一番でマカロンデキモノを看てくれた先生は、「手術しましょう」っと。
「心配しないで大丈夫ですよ。今から看護師さん・助産師さんのブースに案内するから、彼女達に従って下さいね。」っと。
先生は看護師さん・助産師さんに私を委ねてから、満員の待合室の奥にある受診室に戻って行きました。

お猿夫さんと、「部分麻酔の簡単な手術だよね。」なんて話をしていたら、看護師さんに入院部屋に案内され、アクセサリーなどを取り外しスッポンポンになって消毒液で全身を洗ってシャワーを浴びるように指示され、助産師さんが私のお腹の赤ちゃんの胎動のモニタリングを始めたり、点滴の針を刺されたり、麻酔科の先生が登場して、あれやこれや質問されたり…
何が起こるのか把握できないまま、あっという間に手術準備完了。
こりゃなんだかオオゴトだなぁ…っと感じてしまった私とお猿さん。
どんな手術なのか、それから、麻酔のことはきちんと聞かなければ!
看護師さんが丁寧に説明してくれました。
切除手術は、全身麻酔か、脊髄に麻酔を注入する下半身麻酔になるとのこと。
自然分娩を希望している私は、この脊髄への麻酔注入には抵抗があり、全身麻酔での手術となりました。
手術は、いつもお世話になっている産婦人科医の先生が自ら実施してくれるとのこと…
突如の手術の判断だったのにも関わらず…待合室も満員なのに…
いつもの先生が手術してくれるということで、かなり緊張がほぐれたのを覚えています。

手術室の入り口ギリギリまで、移動ベッドで運ばれて行く私を夫が見送ってくれ、産婦人科の手術室に通され…麻酔科の先生が2名、アシスタントの看護師さんが2名、手術着に着替えたいつもの先生が登場し…
心電計を装着されながら、テレビでの世界でしか知らない手術室に私はいるんだぁ〜っと思っていたら…
いつの間にか意識はなくなっていました。

手術は30分程で終了し、手術室に入ってから1時間後位に目覚めました。
喉の奥まで通されている呼吸器の管が痛くて、そして同じく手術を終えて、“目覚める部屋”で麻酔が切れるのを待っているおじさんのうるさいイビキで目覚めました。

こんなにグッスリと寝たのは久しぶり!っと言うくらいに、グッスリ眠っていたなぁっと、まだ意識が朦朧としながらも思いました。笑

しばらくし、看護師さんが来て、また入院部屋にベッドごと移動。
手術室の出入口にはお猿さんが。
たくさん心配かけてしまったなぁ。

夕方にはお腹の赤ちゃんもまた元気に動き出し、一安心。
念のためということで、これまた想定外の2日間の入院が先生より言い渡されました。

産婦人科の病棟に入院したので、赤ちゃんの元気な泣き声が一日中聞こえていて、不思議なかんじでした。
入院中に出されたご飯は、産後のお母さん達向けだからか、ボリュームたっぷり。
記念に!っと、ご飯の写真を撮りました。

朝ごはん。
ココアにパン。
クロワッサンも選べましたが、フランスパンだけをいただきました。


こうして、一皿一皿がパックされています。


前菜からメインディシュ、チーズ、デザートまでしっかり付いていて、毎回パンが添えられています。


見た目はいまいちですが、なかなか美味しいご飯でした。
ただ、かなりのボリュームで、毎回半分くらいは夫に食べてもらっていました。


左手には点滴、右のお尻にはチクチク痛む手術跡、ど真ん中には元気に動き回る赤ちゃん。
どういう態勢で眠ればいいのやら…
入院中はやっぱりグッスリ眠ることはできませんでした。

3針縫った傷口は場所が場所だけあって(寝返りとかで擦れてしまうし)、まだ完治しておらず。
安静状態で、極力車移動をしないこと!っと言われていたので、抜糸するまでは看護師さんに自宅に来てもらって手当てをしてもらっていました。
今は、薬剤師でもあったお猿夫さんに傷口の手当てをしてもらっています。

この1ヶ月、たくさんの人にお尻をさらけ出していました。
病院に行くと、看護師さん、助産師さん、秘書の女性、病院の総合受付の女性までもが、「あ、お尻を手術した妊婦さんね。」っと…笑

お尻に残った5センチ程の縫い跡は、妊婦中の思い出の一つ。
今となっては既に笑える思い出です!笑

チビ猿ちゃん ... petite monchicchi

臨月に入り、急にお腹が大きくなったかんじがする今日この頃です。

フランスと日本で、妊婦さんの過ごし方や検診、出産時など、色々な違いがあるのでしょうが、私にとっては何もかもが初めてのことだから、違いが分からず…
でもそれがいいのかもしれません。
1ヶ月に3度はラブレターをはるばる北九州から送ってくれる祖父は、“郷に入っては郷に従え”、と頻繁に書き綴ってくれています。
今年89歳になる祖父。
まだまだ元気でいてもらわないと!

日本では臨月に入ったら1週間に1度の検診と本には書いてありますが、こちらでは相変わらず1ヶ月に1度のタイミングでの検診。

日本では、妊娠月を、例えば36週目であれば、臨月に入った10ヶ月目と言いますが、フランスでは赤ちゃんが宿ったであろう日(リアルに申し上げると受精日!)から月単位に計算するため、36週目であっても8ヶ月目と言い、ずれが生じます。
“何週目”という週の数え方は、日本もフランスも同じなのですが。
出産予定日も、日本では40週目、フランスでは41週目が予定日とされています。
昨年フランスに来る前に日本で検診した際は、最初の予定日が6月9日、その後6月4日に予定日が早まりました。
ところがフランスに来たら、予定日は6月17日とのこと…。
まぁ、いつになるにせよ、チビ猿ちゃんが準備できたら出てきてくれることでしょう。
早くも4月の最初から頭を下にグイッと押し付けて、生まれるポジションにスタンバイしているチビ猿ちゃんですが。


先週の初めにフランス式に8ヶ月目の検診に行ってきました。
先生曰く、「10日から15日後くらいには生まれてくるかもしれないなぁ。」
ひょぉ。もうすぐだなぁ。

夫が揃えた新生児服(私は家で大人しくしていなければならず…)を、これまた夫が買って来たオーガニックの洗剤で、洗濯お父さんを何日かしていたお猿夫さん。
洗濯お猿さんは、洋服を色分けして洗濯するから…今日は白!今日は色物!っと言った具合に、楽しそうに洗濯していました。
私はゴロゴロ。
ありがたい、ありがたい。
週末に、お猿さんがお仕事で不在中に来てくれていたお義母さん(クロディア)はパンツやタオルまでピッチリアイロンがけをするお方…
小さな小さな新生児服にも「アイロンがけをする!」っと張り切っていましたが、先週末はタイムオーバー。
今週末、またお猿さんはロサンゼルスにフライトで不在のため、お義父さん(ジャック)お義母さん(クロディア)が長距離移動してくれる予定です。
「今週末はアイロンがけを片付けるから、Yukiは大人しく寝てなきゃだめよ!」っと言われています。

今は日本式でもフランス式でも、臨月に入りました!


3週間ほど前の写真と比べると、チビ猿ちゃん、大きくなったなぁ。


病院では、看護師さんや助産師さんに「小さな赤ちゃんね。」っと言われています。
確かに病院の待合室の妊婦さん達は迫力満点!!!
付き添っているご主人の方が軽そう…。
毎回びっくりです…笑
長いソファーの一番端っこに座ったら、反対側の端っこがシーソーのように上がってしまうイメージ…申し訳ないけれど。

以前、そんな妊婦さん達の会話に耳をそばだてて、またまたびっくりしたのが…
「あなたいつ出産予定? 私は来月。15キロしか増えてないの。あまり増えてない方で良かったわ。」

え!?
15キロ“しか”!?
チラッとその発言主のボディーを横目で見てしまいました…笑

また、別の妊婦さん…
「赤ちゃんは女の子?男の子? 私は小さな女の子の予定よ。」
また横目でチラッ。
その妊婦さん、小さな女の子にしては、双子いますか?っと言わんばかりのお腹で、ピッチリしたTシャツの下に、ニョキッっと立派に出っ張っているオヘソさんが印象的でした。
両脚を広げて豪快にそっくり返ってソファーに座っている姿も。

でも、どの妊婦さんもニコニコ幸せそう!

病院の待合室で妊婦さんを横目でチラッと観察している私ですが、私もしっかり体重は増えています!
人のことは言えず…

2012-05-22

ニューヨークからのお土産 ... MELI-MELO de New York

昨日、お猿夫さんがお仕事から帰ってきました。
今回もちょっと風邪気味になって帰ってきました。
お疲れさまぁ〜。

ここ最近、アンティーブは雨模様のお天気続きで、ひんやりした日が続いています。
週末も台風並みに大雨、大風でした。
近場では、カンヌ映画祭やらF1モナコグランプリが開催されるというのに…残念なお天気。

お猿夫さんは、またまた日本食を抱えて帰って来てくれました。
やはり!お猿さん好物のものばかり。笑
嬉しい玄米も2キロ!
わさび味の柿の種は私の好物。

これ全部で4000円くらいだったというから、やはり高いなぁ。
貴重な日本食。
でも今回もあっという間になくなりそう…!

2012-05-21

週末 ... un week-end

しばらくぶりのブログ更新です。

メールをいただいている方もお返事がまだできていなくて…
こうして母国を離れていると、お手紙やメールはとっても嬉しいです。
ありがとうございます!
お返事、もうしばらくお待ちください!
相変わらずマイペースな私…ですね。

昨日、一昨日の週末は、お猿夫さんはお仕事で不在。
夫の両親が450キロの長距離移動で、Antibes(アンティーブ)に来てくれていました。
夫が幼い頃から夏のヴァカンスを一家でここアンティーブで過ごしており、いくら夫の実家からここまでの長距離運転に慣れているとは言え…
長距離移動は疲れただろうなぁ…
感謝です。

お義父さん(ジャック)は土曜日お昼過ぎにアンティーブに到着するやいなや、たくさんの果物やケーキやお惣菜を買い出しに行ってくれました。
本当に大量で、嬉しびっくり!
お義母さん(クロディア)は大呆れ…笑
クロディアはせこせこお掃除をしたりアイロン掛けしたりしてくれました。

とっても仲の良い夫婦です。

今冷蔵庫には、メロンやアプリコットやチェリーや苺やたくさんの果物がびっしり!
嬉しいなぁ。

あ、ジャックが大量に買って来てくれたケーキは既にジャックとクロディアと私の脂肪と化しています。
(ほとんどがジャックの脂肪になってる…っと言った方が正解!かな。笑)




2012-05-07

ご報告・小さな命 ... notre bébé

一昨日のブログ(あれから1年 ... un an, après les fiançailles)で、この1年、さまざまな変化があったと綴りましたが、もうひとつ大きな変化がありました。

この場をもって初めてのご報告になってしまう方々もいらっしゃると思うのですが…
直接お伝えできなかったこと、ごめんなさい。


今、私のお腹には小さな命が宿っています。
小さな、でも毎日元気にお腹の中で遊んでいるみたいです。
歩く練習をしてるの!?っていうくらい、もぎょもぎょ動き回っています。

日本式では9ヶ月、もうじき臨月に入ります。
“臨月”って言葉、なんだかドキドキします…ふぅ…。
フランス式では8ヶ月半ば。
予定日も日本とフランスでは1週間以上の差があります。
なぜじゃ…。

準備ができたら生まれておいで〜、慌てなくていいよ〜!
っと、お腹の赤ちゃんに言い聞かせています。

きっと日本とフランスと、産婦人科の対応や育児や、たくさんの違いがあるのだろうなぁ。
つべこべ考えずに、私自身がいいなと感じる方法でやっていこうと思っています。
周りからの助言は必要不可欠なこと間違いなしですが!
(よろしくお願いします!)


昨年9月にフランスで入籍式をし、翌月末に日本で赤ちゃんが宿っていることが分かりました。
なんだか体調が悪いのはフランス滞在中の疲れからだろな…と思っていたのですが…!

悪阻の中、夫の実家に1週間ばかり行かなければならず…(夫とはパリの飛行場で待ち合わせしていたため、悪阻中のひとり旅はムカムカモヤモヤ辛かったぁ…)、急遽年末にはフランスのマンションに引っ越すことに決め、「気持ち悪い〜」(正確な発音は、キモチワリィ〜)っと叫びながら、フランスへの出発準備を進めていました。

妊娠が分かる前に、夫と初めて一緒に暮らした赤羽のマンションから、やはり赤羽にある実家に引っ越していたので、悪阻中は年末の日本出発まで思う存分両親に甘えていました。
退職もしていたので、思い返せば本当に恵まれていたなぁ…。
10月にアフリカ赴任の予定だった両親も、(私にとっては!)タイミング良く出発日が長引いて、なんだかんだ私がフランスへ出発するまで日本にいましたし。
本当にありがとう!

毎晩の父の晩酌中、毎回のように「あぁ〜おわぁ〜お酒の匂い臭い〜あっちで晩酌して〜」なんて叫んでしまっていました。
今でもあのプ〜ンっと漂ってくるお酒の匂いを思い返すと…ウッ…!
飲兵衛な(だった!?)私が…。
ごめんなさい。
(でもお父さん、お酒はほどほどにね!)

悪阻中に毎日のように母が握ってくれたおにぎりの味は忘れられません。夫の分のおにぎりも横取りしていた私です…笑
この時から、パン派からご飯派になったのかもしれません。

名字が変わったためパスポートを作り直し、フランス大使館にビザの申請をしたり、国際免許証を取得したり…
仕事がオフの時、毎回日本に戻って来てくれていた夫が書類の翻訳だのなんだの東京中を駆け巡り、ほとんど必要書類を揃えてくれました。
私は実家で「気持ち悪い〜」っと叫びながらおにぎりを頬張ってゴロゴロ。
感謝してます。

悪阻中に撮った証明書関係の証明写真達は、なんとも恐ろしいことに…
それはそれで良い記念ということにしよう。


妊娠が分かった直後、夫の実家に行った際、フランスの病院での受診でちょっと不安になるような事を言われたり(何事もなくてよかった!お医者さん…軽はずみで発言しないで…)、予定より早く日本を離れることになったり、フランスでの妊婦生活や出産や…
出発準備中は、やはりこれから訪れるたくさんの変化に不安を感じていたのだなぁっと…思い返されます。

だからきっと、日本を出発する前に、小さな命が宿った喜びをきちんと報告できずにいたのだなぁっと…。


どぉ〜ん!っと構えていないと!
なんでも楽しまないとっ!

1ヶ月ほど前から、妊婦検診でお世話になっているお医者さんから自宅で安静にしているように言われています。
フランスに引越して、クリスマスに、雪山滞在に、ビザの講習会に参加したり(未だ手続きは未完了…)あちこちお出かけしたりと、今まで十分動き回って満喫したからな!

っということで、まずは!
このゴロゴロ安静にしてないといけない時間を思う存分!楽しむべし!!!


なんだかへなちょこな瞬間に撮られた写真ですが…
1ヶ月以上前にフィギュアスケートを観に行った時のものなので、今はもうちょっと大きなお腹になりましたっ。
この写真だと、ただ単に、フランスで美味しい物をたくさん食べてお腹が膨らんでしまってますぅ〜っといったかんじに見えますが…。

ちゃんと赤ちゃんがいます!

2012-05-06

フランス大統領選挙・決選投票 ... élection présidentielle française de 2012

5月6日の今日は、4月22日の第1回フランス大統領選挙に引き続き、第2回フランス大統領選挙が実施されています。
今日は決選投票。
今晩(数時間後には)フランスの大統領が決定します。

日本国籍の私には選挙権はなく、ハラハラしながら見守っているのみですが。

先日5月2日に、第1回大統領選挙で当選した2人の候補者、Sarkozy(サルコジ氏)とHollande(オランド氏)がテレビで討論を繰り広げていました。
それぞれがトータルで75分ずつくらい発言していた討論。

以前もギリシャの経済危機の問題で、サルコジ大統領がテレビでインタビューを受けている際に感じたのですが、サルコジ大統領の質問に対する返答の明確さ、次から次へと出てくる具体的な数値や歴史…筋の通った説明には説得力があります。

今回の討論でも、感じ方は人それぞれでしょうが、サルコジ大統領の発言は迫力があるなぁと感じました。

ギリシャの経済危機の問題のインタビューは、主要テレビチャンネルで21:00から同時生放送でした。
定かではありませんが、インタビューは2時間近くに及んだと記憶しています。
先日のサルコジ氏とオランド氏の討論も、1チャンネルと2チャンネルで21:00から同時生放送。
それぞれが1時間以上発言していたので、長時間に及ぶ討論でした。
途中、討論を進行しているアナウンサーが発言が耐えない2人の候補者に、何度も、「時間がないので次の議題に移りましょう」と、少々困りながら議題変更を促していました。

日本ではあり得ないなぁ…っと、正直あまり政治に興味が湧かなかった私が言うのもなんですが…。

日本の首相は頻繁に変わるイメージが海外でもあるようですし、日本の政治家が21:00からほとんどのチャンネルを占領し、視聴率を確保するような討論を繰り広げることがあり得るかなぁ…っと、今日も朝から大統領選挙の話題でもちきりのニュース番組を見ながら思ったのでした。

2012-05-05

あれから1年 ... un an, après les fiançailles

1年前の昨日、5月4日。
東京のど真ん中で、夫の両親、私の両親、弟が見守る中、将来夫となる人物(お猿夫さん!)と結納を交わしました。

“結納”と言っても、巨大なお盆にスルメだか昆布だかが登場する、堅苦しい儀式はしませんでしたが。
お猿さんは最初、“典型的な日本の結納”がしたいと言っていましたが…
お断りしました!笑

そして、今日5月5日。
大安。
日本では子どもの日。
神社が好きで着物も好きなお猿さんの強い希望もあり、神前結婚式をする予定でした。

さまざまな変化があり、今日この日、東京におらず、フランスにいる私ですが!

1年ってあっという間だけれど、たくさんの出来事が詰まっているなぁっと、色々な思い出や出来事が次から次へと蘇ってきます。

6月末に退職し、7月にバレエの発表会を終え、9月に入籍式をし、12月にフランスに引っ越し…

まだまだ未熟者だけれど、これからも、その時その時を精一杯大切に過ごして行こうと、改めて心の中でつぶやきました。




5月1日は労働者の日 ... la fête du travail

ヴァカンスが多いフランスですが(4月は復活祭のヴァカンスがありました)、5月は日本に負けないくらい祝日があります。

去る5月1日は、“la fête du travail”(フェット・デュ・トラヴァイユ)、“労働者の日”でした。

祝日のこの日はどのお店も閉まっています。
そしてこの日は、幸運をもたらすと言われているMuguet(ミュゲ)すずらんを大切な人に贈り合う日。

私もかわいいすずらんをもらいました!