2012-02-29

バレンタインデー ... le Saint Valentin

時計の針が随分と遡るのですが…
そして、まだ続く"2月のヴァカンス"で過ごした雪山での話し…笑

去年のバレンタインデーは東京にいたんだなぁ~っと思うとなんだか不思議な気分。
去年は二人でたらふくお刺身を食べたバレンタインデーでした!


この日も朝から清々しいお天気でした!
朝目覚めたら、おサル夫さんがいつの間にか用意したモノがテーブルの上にお行儀良く並べられていました。
こうしてブログに綴るのもコッパズカシイのですが、おサル夫さんはこうしていつも驚かせてくれます。
ありがとう。

雪道のお散歩中、ハート型の足跡(かな?)を発見しました。
私にはあまり"ハート型"とか似合わないのですが…
この自然にできたハート型はかわいいなぁっと、しばらく足を止めてしまいました。
このハート型、どこまで続いていたんだろ。



フランスのレストランでは量も多いし脂っこいものが多いし、家でご飯を食べる方が好きなのですが…
この日は雪山のレストランへ!
バレンタインデーの夜というだけあって、カップルや夫婦や子連れ家族やらでレストランも賑わっていました。
せっかく雪山にきたのだから!っと、タルティフレッドというお料理をいただきました。
ジャガイモの上にたっぷりチーズののったオーブンお料理。
私はジャガイモではなく色々な野菜の上にヤギチーズののった、このレストラン創作のタルティフレッドをいただきました。
冬のチーズ料理には生ハムが必ずといってもいいほど添えてあります。
私は生ハムのないプレートを注文しました。
雪山のお料理は高カロリーなものばかり!


フランスにはホワイトデーという日がなく、国によってお祝い事やイベントもさまざまなんだなぁっと実感する今日この頃です。

いろいろな出来事があり、たくさんの思い出の詰まった2月でした!

明日から新たな月が始まりますね。
3月もみなさんにとって良い月となりますように!

2012-02-28

雪山の陶芸作家 ... poterie en montagne

和食にも合う食器があったらなぁ~
なんて思っていたら!

雪山で出会いました!


ファビエーヌという穏やかで優しい雰囲気の陶芸作家さん。
"2月のヴァカンス"で滞在したスキー場の近くの町に彼女のアトリエがありました。

彼女は、夫の遠い遠い遠い親戚にあたるとか…
なんだか、地域中の人が遠い遠~~~い親戚にあたるのではないか?!っと思ってしまいます…笑

スキー場には彼女のご主人の構えるお店があり、「お店よりアトリエの方が品数豊富だよ~」
っということで、アトリエへ!
彼女のご主人はパリジャンで、その昔、ヴァカンスでスキーに訪れ、陶芸作家のファビエーヌに恋し、この雪山で生活することになったのだとか。
なんせ、地域中の人が遠い遠~~~い親戚ですから…馴れ初めもみんなお互いに知ってるのだろうか…


スタッドレスタイヤを装備しておらず、雪道の夫の運転にはひやひや!
無事に雪山の小さな町にあるファビエーヌのアトリエに到着しました。


かわいい看板に、かわいらしい呼び鈴。
この呼び鈴、飾りとは知らずに思いっきり鳴らしてしまい…
アトリエ内には数名お客さんもいて…みなさんを驚かせてしまいました。
お猿さん共々、赤面状態…恥ずかしかった。


外の寒さとは打って変わって、アトリエ内はポカポカ暖かく、陶芸作家さんのファビエーヌも温かく迎え入れてくれました。
アトリエ内には釜もあり、粘土(フランス中央部の地域のものだとか)を形作るところから、作品が出来上がるまでの工程を丁寧に教えてくれました。
「写真も撮っていいわよ~」っということで、パシャリ。


アトリエの2階には、ファビエーヌやパリジャンだったご主人が作った食器がたくさん並んでいました!
どれも素朴で趣があって素敵な食器ばかりでした。


夫セレクトで家にある和食器は、黒や茶色が多く、白い食器がしっくりくるね!
ということで、夫と二人で悩みに悩みに悩んで、数枚選びました。


フランスではデザート用のお皿らしいけれど、ご飯、お味噌汁のお椀のある和食には、おかずの盛り付けにこのデザート用のお皿のサイズがぴったり!

グラタンやサラダ用らしいけれど、煮物の盛り付けにもぴったりな大きめで深さのあるお皿と、和洋問わず色々活躍してくれそうな長方形の大きめなお皿も、食器棚の仲間入りをしてもらいました!


少々値段は張っても、長く使えて自分が納得するモノを、少しずつ吟味して揃えていきたいな。

結婚60周年記念パーティー ... la fête de l'anniversaire de 60 ans de mariage

まだ雪山滞在中の話が続いてしまうのですが…

1月末までアルプス山脈の麓の町にある夫の実家で過ごしていたのに、今回"2月のヴァカンス"を再びアルプス山脈で過ごした理由の1つは、夫の祖父母の結婚60周年をお祝いするため!

結婚後60年間、色んな経験を夫婦2人で体験してきたんだろうなぁ。
お互い健康で結婚60周年を迎えられるなんて、素敵だなぁっとしみじみ感じました。

家族や親戚が総勢40名、お祝いのために集いました。


お昼前からアペレティフが始まり、4つの10人掛けテーブルに分かれて定位置に着席したのが既に1時過ぎ。
おしゃべりをしたり、食べたり、飲んだり…かれこれ気づけば夜の7時になっていました!


結婚式といったら、シュークリームのケーキ、ピエスモンテ!
マミゼット(ゼットおばあちゃん)とぺぺロベール(ロベールおじいちゃん)の名前の入った大きなシュークリームのケーキが用意されていました!


お祝いに集った40名のほとんどが初対面でした。
おばあちゃんの妹の孫、とか、親同士が従兄弟とか…
家計図が手元に欲しかった…笑


素敵なお祝いの時間でした。
60年後…私たちも健康でいられたらな。
ね!おサル夫さん!

2012-02-26

スキー場の食堂 ... casse-croûte en station de ski

雪山に滞在中、たくさんお散歩をしました。


ほぼ毎日お天気は良好でした!
日向はぽかぽか暖かくて心地よかったです。

雪がちらついた日も、雪の結晶がきれいで、寒かったけれどお散歩にでかけました。


スキー場には、至る所にレストランというか…カフェというか…”食堂”という言葉がぴったりな建物が点在していました。
日向で雪景色を見ながらのご飯はいい気分でした!



とある日は、リフトに乗って雪山の上の食堂にも行きました。





どの食堂にも必ずメニューに、フリット(ポテトフライ)とクレープとホットワインがありました。
普段あまりフリットは食べないけれど、雪山でのフリットは美味しかった~。
クレープは、はちみつか、クレーム・ド・マロン(栗のペースト)が私のお気に入り!

2012-02-23

雪山でのヴァカンス ... les vacances en station de ski

大変ご無沙汰しております!

暫くの間、アルプス山脈にあるToussuire(トゥシュイール)というスキー場のある雪山に籠っていました。
インターネットのない生活。


このToussuireは夫の実家から車で20分程のところにあり、1月もある週末にお散歩に訪れたことのある雪山です。
夫も夫の家族も親戚も、みんながこのスキー場で幼い頃にスキーを習い、毎年のようにスキーをしているという場所。
この雪山に10日間滞在してきました。

2月はフランスでは”2月のヴァカンス”というなんとも曖昧なお休みがあり、”スキーヴァカンス”とも言えるほどどこのスキー場も子連れ家族で賑わっています。
フランスの学校のお休みは地域によって、ABCの3つのゾーンに分けられていて、これは交通渋滞や行楽地の混雑を回避するためだとか。
さすがヴァカンス好きなお国です…。

Toussuireのスキー場は毎年2月はパリっ子達で賑わうらしく、パリの地域の学校がお休みになる前に!と先週末まで滞在していました。




そして、そして、今住んでいる南フランスのAntibes(アンティーブ)からこのToussuireまで、車で移動しました!
国境を越えて、モナコを通過し、イタリアを通って、再び国境を越えて…
かれこれ480Km。


お猿さん(夫のこと)、往復の運転、お疲れさまでした!


10日間の雪山滞在中、雪道をお散歩をしたり、夫の祖父母の結婚60周年記念パーティーに出かけたり、バレンタインデーがあったり、素敵な陶芸作家に出会ったり…
あれやこれやな出来事がありました。
またこのブログに綴ります!

2012-02-06

やっぱり和食が美味しい ... j'aime la cuisine japonaise

私の住んでいるAntibes(アンティーブ)の町には、日本の調味料も揃っているアジアの食材屋さんがあります。
ここから東、つまりMonaco(モナコ)方面に車で30分ほどでNice(ニース)に到着します。
県庁所在地でもあるニースの町には、アンティーブのアジアの食材屋さんに比べ、かなり品揃えが豊富な食材屋さんがあります。


10日前、夫の実家からアンティーブの町に移動した翌日、早速このニースのお店に買出しに出かけました。
お醤油は勿論のこと(普通のスーパーでもお醤油は手に入ります!)、みりんや、料理酒、味噌、ごま油、玄米、納豆まで揃っていて、ルンルン踊るように日本の食材のお買い物を楽しみました。
フォーや生春巻きの皮など、日本食に限らずアジアのありとあらゆる食材が揃っていて、なんとも言えず楽しい空間でした。
アンティーブのアジアの食材屋さんも、こじんまりとしているけれど、一通りの日本の調味料が揃っていて、嬉しい限り!


お料理好きの夫が今まで買い貯めていた日本の調味料はほとんどが既に賞味期限切れ。
全てを一斉処分!
夫は和食が大好きで、台所には男性好みの和食器や炊飯器、お鍋のホットプレート、たこ焼き機まで揃っています。
ありがたい、ありがたい。

やっぱり和食が一番!
フランスの野菜は、日本の野菜と微妙に味が違っていたり、新たな発見をしながらお料理するのは楽しい時間です。
日本の茄子の3倍の大きさはあるであろうフランスの茄子は、水分が多く味も薄め…でも茄子大好きな私としては冷蔵庫に欠かせない野菜の一つです。
無性にカレーライスが食べたくて、夫がインドから買ってきたのであろう謎な香辛料を混ぜてカレーライスもどきを作ってみたり、タイの方には申し訳ないけれど、和風のフォーを作ってみたり。



素敵な和食器が手に入るお店があればいいのに…
焼き物とか。
自分で作れたら楽しいだろうな。

和食に合う洋食器を、少しずつ吟味しながら買い揃えていきたいな~っと思っている今日この頃です。

2012-02-03

海辺のお散歩 ... une promenade au bord de la mer

東京と同じく、こちらフランスも異常な寒さで、全国各地で氷点下2桁。
ここアンティーブも週末から週明けにかけて雨降りのお天気に見舞われ、冷え込みが激しかったのですが、また太陽が戻ってきました。
ひんやり寒いけれど、清々しいお天気!

昨日は海辺をお散歩しました。
家から歩いて5分もすれば、海辺が広がっています。

朝から大きな海鳥達も元気に鳴きながら飛んでいました。
鳥の鳴き声で目覚めるのは、なんだかいい気分!
東京の明け方に鳴くカラスの鳴き声も恋しいけれど。

せっかく海鳥の鳴き声と、太陽の日差しで目覚めたのだから!っと、朝からフル稼働。
家計簿まとめたり、お掃除したり、お料理したり、お姑さんを見習ってバスタオルやパンツにまでアイロンをかけてみたり(…ウソ…さすがに私はパンツにまではアイロンがけしてません…笑)
あっという間に夕方になってしましました。

夕方の海辺にはお散歩をしている人たちがチラホラ。
老夫婦が手をつないでお散歩していたり、『パリのおばあさんの物語』(千倉書房)から抜け出してきたようなおばあさんがゆっくりお散歩をしていたり。
私もカメラを片手にゆっくりお散歩をしました。


1時間もしないうちに、冷たい風に当たって耳がきんきんしてきました。
観光客やバカンスを楽しむ人々で賑わう真夏の砂浜とは打って変わって、静かな砂浜。
こういう海辺の方が好きかも。


2月最初の週末。良い週末となりますように!

2012-02-02

フランスの小さな町の図書館

先週まで滞在していたアルプス山脈のふもとにある小さな町の図書館。
夫の田舎町の図書館です。
小さいけれど、絵本が充実していて、絵本コーナーはお気に入りの空間でした。

↓↓↓
L’éléphant vert: フランスの小さな町の図書館